自分の心を発掘してくれる誰か【生涯資産を生みだす方程式】No.1165
自分の心を発掘してくれる誰か
どんなに優秀で、
能力の高い人でも、自分のことは
分からないものです。
ありきたりな例えですが、
自分の後ろ姿を見ることは出来ない。
そういうものですよね。
初めて自分の声を
録音で聴くと、すごく違和感がある。
毎日聞いているはずなのに。
それくらい人は
自分のことには客観的になれない。
そしてそんな自分が
自分を評価しているわけです。
比べる対象は、
ほとんどの場合、自分が優れていると
評価している人。
つまり、自分にはないものを
持っている人を引き合いに出します。
それでは最初から勝負になりません。
常に自己評価は傷つき、
うっすらと自信のなさが積み上げられて
行くことになります。
掛け値なしに、今のわたくし自身も
それに当てはまっているわけですが、
昨日、ご紹介した加藤史子さんが
突然とんでもないことを言い出して
面食らいました。
「秀一郎さんは本を書くべきです。
わたしがお手伝いします。」
確かに、18、9の何も知らない頃、
「印税生活」
という言葉を知り、憧れて、
文筆という世界に踏み込もうとして
芸術学部文芸学科というところに
行きました。
しかしやっぱり動機が不純だからね(^_^;)
その学校の同期には、
手塚治虫先生の息子さんの眞さんや、
今では作家や映画監督としても有名な
三谷幸喜さんが、既に活躍していた。
いや〜、とてもとても無理だわ、と。
あの人たちに伍していくなんて。
ということで、簡単に心は折れてしまい。
そして運良く、23歳で出会った
外資系のビジネスの収入を権利化する
ことに25歳で成功し、食べるための労働
から開放された。
当面の、食べるための心配がないんだから
本当にやりたいことをすればいい。
そのはずなのに、書くことは選ばなかった。
すると、野口嘉則さんや山崎拓巳さんなど
親しくしてもらっていた人たちが、次々を
ベストセラー作家になっていく。
何もしていないのに、また心が折れる(笑)
振り返ってみると、やっぱりこの世界に
未練がなかったかというと嘘になります。
なぜなら、この数年は
人の出版のお世話をして、確実に実績を
積んできているから。
加藤史子さんには
自分自身が向きあおうとしていなかった
心の中にあるいろんなことが見えるのかも。
そう感じました。
人生とは、限られた時間。
その中で、どのくらいやりたいことをするか。
しかし時を重ねる毎に
自分のことは、どんどん分からなくなる。
まるで遺跡を発掘するように、加藤さんは
丁寧にわたくしの心の中を掘り起こして
忘れていた感情を思い出させてくれました。
もしあなたが同じ経験をしたら、
きっと見ないようにしていた自分の可能性を
思い出すことになるでしょう。
あなたにはそれをしてくれる
誰かがいますか?
もし居ないとしたら、
それをせずに、人生を生き続けることを
どう思いますか?
取り急ぎ、わたくしは加藤さんに
自分を委ねて、発掘作業を進めてみようと
思っています。
そのことについても、
きっと書いていくとは思いますが、
もしあなたが自分の発掘作業に
興味があるなら、ぜひお手伝いさせて下さい。
それもわたくしのやりたいことの
ひとつなので。
もちろん多少のコストは掛かりますが、
納得していただけるようにします。
悔いのない人生を生きること。
ひとりでは難しいと思います。
誰かと助け合いませんか?
==== 今日の質問 ======
誰に力を貸して欲しいですか?
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