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この時代に生きる役割について【生涯資産を生みだす方程式】No.1163

 
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小規模ビジネス専門の相談屋さんです。ジャンルを問わず、起業希望の個人や中小企業経営者のご相談に乗らせていただいています。 中小企業庁登録専門家、新潟商工会議所登録専門家です。

この時代に生きる役割について


今回の上京の目的のひとつに
外資系の取引先の、年次会議に
参加することがありました。

わたくしの関わっている
ビジネスの中では、最も付き合いも
長く、企業そのものも世界規模に
展開しています。

年に1度の大規模な会議なので、
そこでは当然、コンセプトが発表
されます。

今回の目標は

「10年掛けて、ビジネスを倍にする」

というものでした。

これは単に売上の話ではなく、
関わっている人たちのキャリアアップ
を含めたことを意味しています。


それを聞いて、
率直に思ったことが2つありました。

ひとつは、

「売上だけにフォーカスするのでなく、
関わっている人のことをちゃんと考えて
くれる企業でよかった」

ということ。

そしてもうひとつは、

「これがこの企業の限界なんだな」

ということです。


「限界」という表現を使うと、
何か、とてもネガティブな印象を受ける
かもしれません。

しかし本意はそうでなく、
その意味合いは、「役割の違い」と言った
方が良いかもしれません。

企業には、

「大きな目標を提示し、報酬を約束する」

という役割があり、

わたくしたち取引先としては、

「その目標が達成される意義を表現する」

という役割がある、と感じたのです。


ビジネスに限らず、どんなことも最初は

「誰かが何かを実現したい」

と考えます。

これがいわゆる

「コンセプトの提示」

です。

しかしそれだけでは、
現実には何も変化を生みません。

「0を1にする」には、
もちろん具体的な行動がひつようです。

それを始める最初のひとりに
誰がなるのか。

まずはそれが重要です。

起業家の場合は、もちろん本人が
行動を起こす最初の一人になります。


しかし、どんなに頑張っても
ひとりでは世界を変えることは難しい
と言わざるを得ません。

企業がコンセプトを提示するのも
同じことが言えます。

どんなに素晴らしい目標を提示しても
そのためのアクションを起こす人が
いなければ、変化は生まれません。

そしてそれがひとりふたりではダメ。

では、どうしたらたくさんの人に
力を借りることが出来るのか。


それがこのところ言われている

「世界観を提示する」

ことだと思うのです。


「自分と一緒に来たら、
 こういう世界に連れて行きますよ」

という、イメージを具体的に
語れるか。出来ればまるで見えるかの
ように。

目線を逆にすれば、

「この人と一緒にこの世界に行きたい」

と思ってもらえるならば、あなたに
力を貸してくれる人はたくさん現れると
言えるでしょう。

この

「世界観を提示して人を巻き込む」

というプロセスは、どちらかと言えば
企業よりも個人規模の起業家に役割が
ある気がします。


これからまだ数十年は変動期が続く、
と言われていますね。

この時代は、企業よりも個人に
新しい世界を生みだす役割がある。

帰りの新幹線で、そんなことを
考えながら、帰路についていた次第です。

どうやらわたくしたちは、
実に面白い時代を生きているようです。

==== 今日の質問 ======
世界にどんな変化を生み出したい?
=================


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