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世界観>実績>肩書き【生涯資産を生みだす方程式】No.1094

 
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小規模ビジネス専門の相談屋さんです。ジャンルを問わず、起業希望の個人や中小企業経営者のご相談に乗らせていただいています。 中小企業庁登録専門家、新潟商工会議所登録専門家です。

世界観>実績>肩書き


今、思い返すと

学生の頃は、すべてが漠然としていて
自分が何者で、どこに行きたいのか、
それ以前に、自分がどこにいるのか
さえもあやふやなまま生きていた。

本当に
危うい存在だったな、と思います。


常に感じていた感情は

「違和感」

であり、身の置き所がない感じ。


当時、売り出し中だった
村上春樹氏の小説の一説を借りれば、

「他人の靴を履いて歩いている」

ような気分でした。


そんな状態にも関わらず、
時は流れて、学生というモラトリアム
で居られる時期も終りを迎えて、

否応なく社会人として、
夜に出なければならない時が来ました。

もちろん「覚悟」などありません。

そういう状態で、
就職し、日々、感じることは「不満」
だけでした。


しかし現在位置も分からず、
行くべき場所もわからない自分の
「不満」など解消するわけもありません。

心は常に不安定な状態だったと
今ははっきりと分かります。


そういう時は、
自分を少しでも良く見せるために

「肩書き」

でもあれば、何かが変わるかも、と
期待しました。


今もそうですが、
「資格取得ブーム」などは、まさに
その心情を表す典型的な現象ですね。


しかし、思い当たる方も
少なくないと思いますが、資格を
取っただけでは、ほとんど何も変わる
ことは期待できません。

昨日、たまたま助成金のことで、
自営業者や経営者の友人知人と会って
いたのですが、

本来、一般的に助成金を扱うのは
社会保険労務士、いわゆる社労士さん
ですが、その国家資格である社労士
の8割は、それだけで食べていけない
という現実があるそうです。


となると、資格ではなく
「実績」があれば、自分の見え方も
少しは良くなるのではないか、と
結果を求めてシャカリキになった
時期もありました。

確かに「実績」を評価する
人たちが一部居たことも確かです。

しかし、何か違和感ある。

そういう人たちが自分の一緒に居たい
人たちではないことに気づきました。


「肩書き」も「実績」も
自分が求めていたものを実現出来ない
ことだけは分かった。

そして今、一番響くものが何か。
やっと理解することが出来ました。


それが「世界観」です。


自分が理想として描ける
「世界観」を語ることによって、
その世界を共有したいという人が
集まってくる。

それがご縁の深い人と
出会う最善の自己表現でした。


では、わたくしが
どんな世界を望んでいるのかを
書くには、前段が長くなり過ぎたので
また後日に譲りますが、

時の流れは早く、
あらゆる価値が変化します。

その中で「肩書き」や「実績」は
あっという間に色褪せていく。

だから今、求められるのは
これからどこに行くのかを明確に
示してくれる

「世界観」

なのだと思います。


自分の実現したい世界を
より明確して行きたい。そして伝えたい。


それが昨日、得た気づきでした。


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