コミュニケーションの基本【生涯資産を生みだす方程式】No.1082
コミュニケーションの基本
昨日の記事で、
自分の価値を文字にするという
ことを書きました。
その作業に四苦八苦した
自分のことを振り返ってみて、
「自分自身との
コミュニケーションが希薄に
なっていなあ」
と反省した次第です。
コミュニケーションと
一言で云いますが、大別すると
・外的コミュニケーション
と
・内的コミュニケーション
の2つに分けることが出来ます。
「外的コミュニケーション」とは
文字通り、自分以外の他者との
コミュニケーションのことです。
コミュニケーションという
言葉を使う場合は、ほとんどが
こちらを指しますね。
ところが実は
「内的コミュニケーション」
が、より重要だということは
あまり目にしたことがありません。
なぜ、
「内的コミュニケーション」
の方が重要なのか。
それは、
自分の中で何が起きているのか
を知っておくことが大事だからです。
今の時代、外からの情報は
莫大な量です。
TVやラジオからの音声、
インターネットを含む活字メディア。
数日で、江戸時代の人の
一生分にあたる情報が入ってくる
とどこかで読んだ記憶があります。
そのうちに本当に有用な情報が
どれだけあるのでしょうか。
いずれにせよ、
恐らく大半は「ノイズ」ではないかと
思われます。
その大量の「ノイズ」に囲まれて
日々を過ごしていると、
「自分の中で聞こえる声」
がなおざりにされていることに
気付く瞬間があります。
例えば今の時代、
周囲を見渡すと驚くほど鬱病を
経験している人が多いです。
亡くなった父も一時期、
かなり重い鬱病を経験していたので
本人や家族がどれほど大変なのかは
ある程度理解できます。
その経験から思うに、
恐らく病気になる前段で、いろいろと
自分の中から声が聞こえていたのでは
ないかと思うのです。
別にオカルトの話ではなく、
「もう限界だ」
とか
「誰かに相談したほうが良い」
とか、いわゆるココロが悲鳴を上げて
いる状態、と言えばいいでしょうか。
そういう、病気になる前の
自分の心の中で聞こえる声に
耳を傾けて、それに従っていれば
もしかすると、
父もあそこまで大変な思いを
しなくて済んだのではないか。
特に父の場合は、
お酒が逃げ場になっていたのと、
シラフで人に腹を割って話すのが
苦手だったことが災いしたと
今になって痛切に感じます。
うちの父の経験からも
汲み取っていただければ幸いですが
「真面目な人ほど心の声に従う」
方が、最悪の事態を避けられると
思うのです。
特に苦しい思いを
自分だけの中に留めておくのは
絶対に健康を害する要因になります。
なので、まず出来るだけ
定期的に時間を取って自分と話す。
具体的には、瞑想とか、
もっと簡単なのは「ひとり会議」が
オススメですね。
お気に入りのカフェなどあれば、
美味しいお茶でも飲みながら、
ノートを広げて、思い浮かぶ言葉を
ただただ書き出していく。
それを客観的に見るだけでも
今の自分の状態を知ることが出来ます。
自分自身との対話を
疎かにしていたら、他者との関係が
どんどんストレスになっていって
潰れてしまう人もいるでしょう。
なので、まずは
「内的コミュニケーション」
をしっかり意識すること。
自分自身、今回のワークから
大きな気づきを得ました。
自分と対話しようと思います。