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事業主にとって必要な考え方…【生涯資産を生みだす方程式】No.1089

 
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小規模ビジネス専門の相談屋さんです。ジャンルを問わず、起業希望の個人や中小企業経営者のご相談に乗らせていただいています。 中小企業庁登録専門家、新潟商工会議所登録専門家です。

事業主にとって必要な考え方…


会社員だった時のこと。

1年目のお盆休みに
高校時代の同級生と集まりました。

その中のある友人が、
勤め先のことを、山ほど悪態をついて

「絶対、辞めてやるから!」

と息巻いていました。

その頃は、
同級生もほとんどが新入社員で、
無責任に焚き付けたと思います。


そして1年後。

同じ時期に、同じようなメンバーが
集まる機会がありました。

すると、昨年の友人が、
また会社の悪態をつきながら、

「絶対、辞めてやる!」

と言っていました。


その不平不満の内容を
よくよく聞いていると、どうも去年と
ほとんど同じようなことを言っている。


その友人の姿を見た時に、
ひとつ気づいたことがあったのです。

それは、

「会社が変わっても、立場が
 変わらなければ不満も変わらない」

ということです。

規模の大小に関わらず、

「会社員」

という立場でいる以上、
会社や上司との関係は基本的に同じ。

ということは、
会社員として働く限りは不平不満は
解消されない、ということです。


もうひとつ気づいたのは、彼は

「自分を変えずに会社を変えよう」

としている、ということでした。


これもどう考えても
実現することはあり得ない話です。

自分の不平不満に合わせて、
どこの会社がいちいち変化すると
いうのでしょうか。


実はその頃、自分自身も
転職を考えて、実際に活動していた
のですが、

その場面に居合わせたことで、
自分の気持の整理がつき、
結局、会社員そのものを辞めるという
決断をしたのでした。


今の時代なら、
これだけ通信インフラも進み、
会社に居ながらでも、収入源を増やす
ことが十分に可能です。

だから充分な準備なしに、
感情的に会社を飛び出すことは
基本的に勧めていません。

しかし当時は他の選択肢がなかった。
もう、時間の問題で、自分がバンクして
しまいそうだったからです。


ただ、会社を辞めるにあたり、
人として覚悟したことがありました。

それは、

「起こることは全部、自分の責任」

として受け止める。

ということです。


尊敬する起業家支援の専門家、
浜口隆則さんのご著書には、

「雪が降っても自分の責任」

という名言が書かれています。


自営業、経営者になるということは

「相手が悪い、世の中が悪い」

と言った瞬間に負けだと思います。

どんな状況下になっても、
それに合せて対処する覚悟を持つ
ことが、

事業主としての必要な考え方は、

「自責」

の一言に尽きると思います。


そう決めていかないと、
自分で問題を解決することが
出来なくなるからです。


起業するために必要なことは?
と、多くの人に聞かれますが、

もし唯一、というのであれば、
わたくしはこの

「起こったことは全て自分の責任」

と受け止める覚悟ではないか、と
思っています。


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