誰にでも出来る現実を変える方法【生涯資産を生みだす方程式】No.1079
誰にでも出来る現実を変える方法
昔から、
「となりの芝生は青い」
というような言い方がありますね。
人の心理として、
どうしても自分と他人を比較して、
他人の方が良く見えてしまう。
しかし冷静に考えれば、
世の中には、何の問題も抱えていない
人など居ると思う方が不自然です。
なければないように、
あればあったように悩みを持つのが
人間というものでしょう。
とはいうものの、
他人より良くなりたい、という欲が
あるから頑張る、というのが
悪いわけでもありません。
ただ、最近、
「中途半端なスピリチュアル系の増殖」
が眼につくので、
それだけは少し警鐘を鳴らしておこう
と思います。
自己啓発の機会に触れて、
ああなりたい、こうなりたい、と
向上心を持つことはいいですよね。
しかし、やはり人が変化向上する、
そして目に見えるほど、成果が出る
には、それなりの条件が整わないと
そうはなりません。
その条件とは、少なくとも
1)行動を起こすこと
2)行動を継続すること
3)行動を改善すること
の3つになります。
ところが、その
「中途半端なスピリチュアル系」
の人々は、すべてを
「宇宙のシナリオ(?)」
として、現実が変わらないのは
宇宙がまだそれを望んでいないから、
などという解釈で納得してしまう
傾向が強いのです。
もちろんわたくしは
「宇宙のシナリオ(?)」
にあたるような、人智の及ばない力の
存在を否定しているのではありません。
目に見える世界と見えない世界は
実体と影のように表裏一体として
存在している、と考えています。
しかし、それらの人たちの
認識で決定的に欠けているのは
「因果律」
だと思うのです。
これは約2500年前に
釈迦牟尼仏(お釈迦様)が説かれた
ことですが、簡単にいえば、
「原因と結果の法則」
ということになります。
これを教えるのに、
我が大師匠、村上太賀治さんは、
「棚からぼた餅」
という言い回しを使って説明して
下さいました。
「棚からぼた餅」と聞くと、
何となく、棚の下で待っていれば
美味しいお餅が落ちてくるような
気がしますよね。
ところが大師匠は、
「お前はぼた餅を上げたのか?」
と聞くのです(^_^;)
「えっ?」ってなりますよね…。
勝手に落ちてくるんじゃないの?
いやいや、そんな訳ないんです。
自分が上げておいたから、
いずれそれが落ちてくる時が来る。
大師匠には、
「お前は毒饅頭を上げたんじゃないか」
と言って、からかわれましたが。
宇宙がなぜ出来たのかは、
今のところ、誰にも説明出来ません。
全ては仮説です。
しかし、世界中の神話が、
「誰かの意志によって創造された」
と教えています。
つまり、宇宙の存在そのものに
シナリオがあるのだと、教えている
わけです。
ですから、わたくしも
そういうシナリオが存在することは
否定しません。
しかし今、このわたくしたちが
存在している地球という星には
「因果律」
というルールが存在しています。
もしかしたら、他の星では
「思ったら実現する」
というルールで成り立っている星が
あるのかも知れません。
しかし幸か不幸か、
地球はそのルールでは動いていない。
「思ったことではなく、
やったことが実現する」
それが地球のルールなんです。
棚に上げていないぼた餅が
落ちてくることは、決してない、と
いうわけです。
だとしたら、落ちて来て欲しい
ぼた餅を上げればいいわけです。
結果として起きて欲しいことの
原因となる行動をすればいい。
ロサンゼルスに行きたければ、
ロサンゼルス行きの飛行機に乗る。
パリに行きたければ、
パリ行きの飛行機に乗ればいい。
ただそれだけのことです。
成田空港でボーっと待っていても
それでロサンゼルスやパリに着く
ことはありません。
それが
「誰にでも出来る現実を変える方法」
だと思うのです。