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ビジネスをするもうひとつの理由【生涯資産を生みだす方程式】No.1112

 
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小規模ビジネス専門の相談屋さんです。ジャンルを問わず、起業希望の個人や中小企業経営者のご相談に乗らせていただいています。 中小企業庁登録専門家、新潟商工会議所登録専門家です。

ビジネスをするもうひとつの理由


昨日まで2日に渡って
人がビジネスをする理由について
お伝えしてきました。

ひとつ目は、

「自分が生まれた理由を発見する」

つまり、

「ビジョンとミッション=ポラリス」

を明確にすること、でした。

そして2つ目は、

「過去の自分を癒やす」

でしたね。


今日は、このことについて
もうひとつだけ、お伝えしたくなった
ので、そのことを書きますね。


それは

「承認欲求を満たす」

です。

なぜこのことを書こうと思うったのか。
実は理由があります。


このニュース、ご覧になりましたか?

ランボルギーニやフェラーリで
首都高暴走…スーパーカーグループ
「辰巳会」会長ら書類送検 
ナンバー付けず 警視庁
http://www.sankei.com/affairs/news/150625/afr1506250018-n1.html

主犯が会社役員49歳ですからね。
一般的には呆れて言葉が出ない、と
いうところでしょう。

「スーパーカーだったら
 ナンバーいらないと思った」

とか小学生でも言わないような
言い訳しているようです。


まあ、どんな立派な会社を
経営していたのか分かりませんが、
やっていることから想像するに
自分の承認欲求を満たすのが動機で
行動を起こすタイプなのは間違いない
感じですね。

単なるクルマ好きだったら、
どんなにお金があっても、わざわざ
こんなバカなことはしないでしょう。

つまり、彼らにとってスーパーカーは
単なるブランド品。

自己主張の道具のひとつでしか
ありません。


そしてそれを手に入れるための
ビジネスも、自分の存在を他者に
認めさせるための行為のひとつ。

それではあまりに悲しい話ですね。

もちろんお金はないよりも
あった方が良いことは否定しません。

しかし持っても
使い方がこれでは残念過ぎる。



このタイプの人は、
子供の頃、親御さんが忙しくて
十分に構ってもらえなかったタイプや

学校や地域、あるいは家庭で
いじめられていた子供さんに多い
気がします。

子供の頃、満たされなかった

「人に注目して欲しい」

という気持ちが、
大人になってもずっとくすぶったままで
その気持を抱えたまま、
どうやって解決したらいいのかも
気づずにお金の成功だけはしてしまった…

その挙句にこんな馬鹿げたことに
手を染めてしまうなんて…。


しかし、この事例はあくまで
わかりやすいように取り上げたもので、

身近にも

「社長と呼ばれたい」

という理由だけで、法人を起こして、
結局は夜逃げしてしまった人を
知っています。


すべての人間を動かすものは

「ふたつの感情」

です。


それは

「痛みを避ける」

「喜びを得る」

かのどちらか、と言われています。


どうせ

「承認欲求を満たす」

ためにビジネスをするのなら、
もっと高く広い視野から世界を見て
自分を満たすだけでなく、
同時に世の中の問題を解決することを
考えたいものですね。

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