「安定」の正体とは何か?【生涯資産を生みだす方程式】No.1272
「安定」の正体とは何か?
おはようございます^^
昨日はほぼ2日ぶりに
家から出て、ギター教室に行って
来ました。
引きこもり感、ハンパないっす(^_^;)
今年は今のところ暖冬なので
関東の冬のような青空が心地よい。
ギター教室は楽しい。
生産性のない楽しみがあるから
生産性のある仕事が楽しめる。
そういうバランスも大事かも。
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先日の記事で、現在、
「仕事を求める人」
と
「働く人を求める経営者」
の間には埋め難いギャップが存在する。
ということを書きました。
あの記事では、
「お金」に焦点をあてていましたが、
実は他にも埋め難い要素が存在します。
それは何かというと
「安定」
です。
日本は戦後、長い間、
終身雇用制度が働き方のスタンダード
だったので、
「就職=人生の安定」
という考えが半ば常識化していました。
しかし、今は労働寿命よりも
企業の平均寿命の方がはるかに短いので
これからは就職という形態で働くならば
一生で3〜4回の転職は覚悟する必要が
あります。
ということは、すでに
「就職≠人生の安定」
という図式に変わっているわけです。
ところが、経営者にとっては
「ビジネス」と「安定」というのは
そもそも何ら関連がないと言ってもいい
くらいの感覚だと思います。
わたくしも長年、フリーランサーとして
生きてきた経験上、安定という考えは
ある種の幻想だと思うようになりました。
つまり、「雇われて働きたい」という
タイプの人は、そのニーズの中に
「安定を求める」という要素が含まれて
いるが、
経営者側には、「安定」とはプロセスの
ある一場面のことであり、何ら保証された
状態でない、と考えているのです。
このギャップについて、
学校の就職課などで指導者がハッキリと
語っているというのは、聞いたことが
ありません。
特に、公立の学校では、
指導者が安定を求めて公務員になって
いるのですから、まさか就職して安定が
ない、などということは考えもしないと
思います。
この感覚をうまく人に伝える言葉が
見つからなくて、長年考えていたのですが
先日、とうとうそれを言い当てている
記事を発見しました。
昔から、
「転がる石には苔が生えない」
ということわざがあります。
英語では
「like a Rolling Stone」
というやつですね。
わたくしの実感としては、
「先の仕込みをし続けることだけが
安定に近づけることである」
というのが、一番しっくり来ます。
こういう考え方、行動の仕方を
いち早く身に付けた人が、
これからのタフな時代に生き残る人に
なっているのではないか、と思います。